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初心者向け読みやすい小説5選!

どうも皆さんこんにちは。

くまきちです。

読書皆さん好きですか?

読書は日課という人もいれば、活字なんて読めねえよという方もいることでしょう。

ぼくも大学2年生20歳くらいまで一切本を読みませんでした。両親も読まないので家に本が何もなかったんですよね。あったのは雑誌くらい。

現代文なんて大嫌いでした。作者の考えとかわからんし、自分が感じたことがその文章から得た全てのはず。

本を読むようになったきっかけは大学3年生21歳の時でしょうか、キャンパスが変わって電車通学になったんです。1時間半くらい電車。それまではチャリ通でした。

その当時iPhoneなどスマホは発売されていたのでネットサーフィンなんかはいくらでもできたのですが、

「電車で読書している人ってかっこよくね?」

と考えてしまったわけです。大学生の頃なんてみんなこんなもんでしょ?

正直アラサーになった今でもその気持ちがないわけではないですが(笑)、この邪な気持ちから始めた読書にまんまとハマってしまったというわけです。

というわけでまだ読書歴10年やそこらのペーペーですが、読書初心者の方にオススメの本を紹介します!

年〇〇冊読みます!これまでに〇〇○冊読みました!という方に比べたら圧倒的に知識不足ですが、その分読書初心者の方の気持ちがわかると思います。

読書はいいものです!後を引くくらいの感動や脳汁がドバドバ出るほどの興奮、堪えきれないくらいの笑いを味わえますし、自分自身の無知をものすごく実感できます。

それに読書している人、かっこいいですしね!!!!!!!!

読書初心者向け小説5選!

書き忘れていたことがあったのですが、

ぼく読み終わって少しすると本の細かい内容忘れてしまうんですよね。。(笑)

ですので、今回の5選は内容がおもしろかったという記憶はもちろんですが、スラスラ読めたなぁという記憶を元にピックアップしました。

有名なものもありますが、全て自分で読んだ上でのご紹介なのでぜひ参考にしてみて下さい!

カラフル

前世で大きな過ちを犯し死んだはずの「ぼく」の魂が天使業界の抽選に当たり、再挑戦のチャンスを得た。

再挑戦とは一度失敗した下界でもう一度修行を積んでくることで、前世で犯した罪の大きさを自覚した瞬間輪廻のサイクルに復帰することができる。

「ぼく」は自殺を図り危篤状態である「小林真」の体に入り込み、自分の犯した罪を思い出すべく再挑戦をする。

あらすじはこんな感じですが、初心者の方に大事なのってページ数ですよね?そうですよね!?

この「カラフル」、本編はページ数が245ページ!(解説は別)

245ページと聞くと長っ!と感じるかもしれませんが、文庫本を手にとってみるとかなり薄いです。

その厚さ約1センチ!!さぁ今すぐ手に取りましょう!

話が逸れました。

映画化もされているので知っている方は多いかもしれません。

人それぞれ人生には色々あって、色々な人がいて、時には死んでしまいたくなるようなこともあるけれど、

いい意味で人生気楽に考えればよくて、自分の心の持ちようで見える景色は変わる。

そんな風に人生について考えるきっかけになるような小説です。

「カラフル」は産経児童文学出版賞を受賞しており、ヤングアダルト(子供と大人の間)小説の代表作と言われていますが、老若男女誰が読んでも響く名作です。

太陽の塔

京都大学農学部5回生の「私」はかつてふられた恋人「水尾さん」を観察と研究の名目で追いかける(断じて未練からのストーカーではない)青春?小説。

失恋を経験したすべての男たちとこれから失恋する予定の人に捧ぐ、日本ファンタジーノベル大賞受賞作。

この「太陽の塔」もページ数227ページ!(解説は別)

手に取りやすいページ数ですね!さぁ今すぐ手に取りましょう!

はい。

とりあえず読んでもらいたいです。

ぼくは声出して笑いました。

モテない京大生たちがこじらせにこじらせている話。

主人公の「私」の手記という形で物語は進んでいきます。

一文一文が、秀逸で阿呆で愛らしい。

なにを好きこのんで、こんな男汁溢れる手記を熟読する必要があろう。

読了したあかつきには、必ずや体臭が人一倍濃くなっているはずである。

読み終わった後で文句を言われても困る。

私の経験から言えば、いったん濃くなった体臭は二度と元には戻らない。

引用:「太陽の塔」P9

体臭を犠牲にしても読むべき!!!

時をかけるゆとり

直木賞史上初の「平成」生まれの著者によるエッセイ本。

「ゆとり世代」が「ゆとり世代」を見た、切なさとおかしみが炸裂する23編。

さぁ恒例のページ数、こちらは266ページ!(解説は別)

すぐ読めちゃいます!しかもこれは今までの2つとは違って、エッセイなんです。

23編のエッセイ集なんですね。

なので、時間が空きすぎて今まで読んだ内容を忘れてしまった、この人が誰だかわからないどこのページに書かれてたっけな、といった初心者あるあるがないんです!

国内外情報と共に書かれる「そのころ朝井は・・・」の年表から始まり、一つ目のエッセイは「便意に司られる」。

私はお腹が弱い。から始まるユーモア溢れる文章。

読みやすいし、ニヤニヤが止まりません。読む場所には注意!

喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima

文字を読むことが不得意で勉強が嫌いだった橋場。

大学4年の時卒論のために配属された喜嶋研究室での出会いがその後の人生を大きく変えていく。

寝食を忘れるほど没頭した研究、初めての恋、珠玉の喜嶋語録の数々。

学問の深遠さと研究の純粋さを描いて、読むものに深く静かな感動を呼ぶ自伝的小説。

「すべてがFになる」の著者でご存じの方も多いであろう森博嗣さんの作品。

ミステリーではなく、主人公橋場の大学4年生からの人生を描いています。

学問の奥深さ、研究者の純粋さを描いていると同時に、

現実の儚さ、理不尽さのようなものも感じることができると思います。

個人的には理数系の大学を出ているので、単純に大学の頃のことを思い出すことができとても楽しかった。

なんとなく理系の研究者とか先生とかに対し、変な人、変わっている人と感じている人がいたらぜひ読んでほしいです。

学問には王道しかない。それは、考えれば考えるほど、人間の美しい生き方を言い表していると思う。

どちらに進むべきか迷ったときには、「いつも王道はどちらか」と僕は考えた。それはおおむね、歩くのが難しい方、抵抗が強い方、厳しく辛い道のりだった。困難な方を選んでおけば、絶対に後悔することがない、ということを喜嶋先生は教えてくれたのだ。

引用:「喜嶋先生の静かな世界」P234〜235

迷ったときの羅針盤がしっかりある人、本当に尊敬します。こういう生き方をしたいですね。

悪の教典

晨光学園町田高校の英語教師、蓮実聖司はルックスの良さと爽やかな弁舌で生徒や同僚、PTAまでも虜にしていた。

しかし彼は、他者への共感能力を一切持たないサイコパスであった。

問題解決のために裏で巧妙な細工と犯罪を重ね、邪魔だと感じたものは生徒であれ教師であれ学校から追放してきた。

文化祭準備のため学校に泊まり込んだ夜、些細なミスと疑惑から蓮見の殺人隠蔽が不可能な状況になり、蓮巳の選んだ道は生徒全員皆殺し。

蓮巳による狂気の殺戮が始まった。

これ映画化もされているので、知っている方は多いかもしれません。

ぼくは映画は見ていない(グロいの見れない)ため、映画がどのような評価だったのかはわかりませんが、本はめっっちゃ面白い。

上下巻あるのですが、読む手が止まらないってのはこういうことを言うんだなと。

しかも調べていたら2011年の本屋大賞にノミネートされているんですね、これ。

端的に言ったらサイコパスが暴れまわる作品ですよ。

そんな作品が本屋大賞にノミネートされているっていう事実からもわかるように、単純に群を抜いて面白いんです。

映画を見てない方はもちろん、見た方も映画とは違う楽しみ方ができることでしょう!(映画見てないけど)

一読の価値大アリです!!!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

読書初心者の方向けに読みやすい本5つを紹介しました。

最初に読む本が読みづらい本だったり、面白くなかったりするときっと今後一生読まないですよね。

読書と一言で言っても小説だけじゃなく、ビジネス本もあれば実用書や専門書もあります。

またお気に入りの本を紹介させていただけたらと思います。

では、読んでいただき、ありがとうございました〜!